2009年1月31日土曜日
新聞の小説とまんが
新聞の小説や 4 コマ漫画はとても大切だ.何となく新聞の文字を読むのが億劫な気持ちの時にも、紙面に心を向かわせるきっかけを与えてくれる.漫画はページを開くきっかけになるし、出来の良い時には朝から愉快な気持ちにさせてくれる.連載小説は、新聞の紙面全体の通読に取りかかる準備を促してくれるし、出張などで新聞が溜まってしまった時には、連載小説の筋をたどりながら、新聞のまとめ読みに抵抗なく進むことができる.連載小説が楽しい時は新聞紙面自体を開くことが待ちきれない時もある.間が空いてしまった時には、必死で欠けた日付を探し出して読むこともする.でも、ここのところ購読紙の朝と夕の連載小説が、両方とも私の肌に合わない感じで、とても悲しい.ちょっと我慢の日々が続いている.そんな気持ちを慰めてくれているのは、伊豆新聞に毎日掲載されている秋竜山氏の『そうずら君』である.秋竜山氏の絵がとても好きで、週刊朝日にむかし連載されていた『すってんころりん』も気に入っていた.『そうずら君』は静岡出身の作者が伊豆への愛を込めて描いている作品で、からすシリーズ、カニと魚シリーズ、ご近所歩きのシリーズ、夫婦の会話シリーズなどなど、定番の脱力コメディーがゆるりゆるりと間をおいて廻ってくる.この漫画の単行本が出るのを楽しみにしていたのだが、ひょっとしてと思って、ネット検索してみたら、既に2巻まで発刊されて、廃刊になっていた.とてもショックだった.なんとか古書店を探してみたい.これからは、気に入ったものを切り抜いて集めておくのが良いのかもしれない.
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