2009年1月10日土曜日
ハーモニカと楽典
ハーモニカをいじり始めるまで、楽譜も読めなかったし楽典などというものの存在も知らなかった.ドレミというのは、リコーダやハーモニカで出る同じ音であると信じていたから、キーなどというものは理解を超えた存在だった.まずブルースハープを始めた時に、驚いた.メジャーとかマイナーとかいう種類があるうえにどうして 種類も A だの B だのがあるのかが全く分からなかった.困り果てて、ピアノを教えていたことがある女房に楽譜の読み方の本を買ってもらって読み始めた.30 歳をずいぶん過ぎてからのことだったのだが、衝撃は大きかった.楽典の本の中は、眼からウロコ的な事項に満ちていた.ドレミというのがいくつもある音階のひとつに過ぎず、等間隔でないある決まった音の配列(全全半全全全半)を指すのだということを知った時が最もショックだった.ドレミはいろいろな音から始められるのだということ、だからこそキーというものがあるのだということを初めて知った.何より、音楽理論が理路整然としていて数学的なイメージが強いことに驚いた.クロマチックハーモニカを始めた時に、それらの知識は、たいへんに役に立った.今に至っても、まだまだ覚えられないこともたくさんあるし、ハーモニカだってまだへたくそだ.頭で分かっても音では分からないこと、聞き分けられないことだらけだ.でも、音の世界というのがこういうものであることを、知ることができたということは、大きな財産だと思う.人生の中で、大きな得をした感じなのである.ハーモニカに感謝感謝である.
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