2009年1月11日日曜日
ハーモニカおじさん
ジャズの黄金時代を華々しく飾ったジャズジャイアンツ達が年毎に姿を消してゆく.超技巧で流麗なピアノトリオが素晴らしかったオスカー・ピーターソンが亡くなって 1 年ちょっとが過ぎた.そして昨年も押しつまってから、新聞の訃報欄に『オープンセサミ』のフレディ・ハバードが亡くなったとの知らせがあった.だんだん寂しくなってゆく.1995 年に三島にソニー・ロリンズが来たことがあって、出かけていった私は、ゾウさんの鼻のようにサキソフォンを振り回してブイブイご機嫌サウンドを吹きまくるステージに感動した.いまは、もう 78 歳くらいのはずだが、どうか頑張ってほしい.もっと高齢のジャズのハーモニカおじさん、トゥーツ・シールマンスはもう 86 歳のはずだ.私は彼の演奏の生音をまだ聞いたことがない.せっかく同じ時代に生まれていて、聞けないのはとても口惜しい.どうか元気でハーモニカを吹き続けて、私がコンサートに行ける機会を作ってほしい.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
東京と熱海の間を新幹線こだま号で頻繁に往復するようになっ て、気になるものがいろいろと見えてきた.ここのところどうも気になって仕方なかったのが座席の肩の部分に飛び出しているキリンの角のような突起だ.乗る時によって、有ったり無かったりする(右の写真がツノあり、左の写真がツノなし...
-
図鑑に写真が掲載されているせいか、 ワレカラモドキは ダイバーさん たちによる認知度がけっこ う高い種類である. ワレカラの仲間とし ては 3 cm を超えるサイズのものも あって大きめだし、 シロガヤやアカ ガ ヤな ど大きめのヒドロ虫の群 体の茂みに 隠れているので、比較...
-
ナマコの不思議な食事風景を見た.自宅の玄関に、いろいろな生き物を入れては眺めている小型の水槽があって、今はその中に大きさ 20 cm くらいのマナマコが入っている.食用に貰ったのだが、すぐには食べなかったので水槽に入れたまま、ペットになってしまったものだ.眺めていると、赤みを帯...
-
新種を作ったことがある.大学院時代に発見した種名の分からないワレカラをよく調べたところ,過去に未記載の種であることが分かり,新種としての論文記載を行って発表したのである.ヒドロ虫類の茂みに棲んでいるワレカラだったのだが,体の表面に毛が少なくて光沢があったので,ラテン語辞典を調べ...
-
東京海洋大学で開催された国際甲殻類学会の東京大会はたいそうな熱気に包まれていた.世界各国から集まった研究者たちが其処此処で固まりあって話し合う姿が見られ,私たちもそんな輪の中に入って楽しい時を過ごした.研究材料を同じくするいわば同好の士が集うと話も尽きない.関連分野の研究のレベ...
0 件のコメント:
コメントを投稿