2010年10月4日月曜日
しんかい 2010 発足
下田はワカメとヒジキのタイプ産地である.黒船来航の折りにワカメもヒジキも下田周辺の生物調査で採集して持ち帰られ、下田の標本をもとに学名がつけられたのである.つまるところ、全てのワカメとヒジキの代表格が下田産のものであり、下田こそワカメとヒジキの故郷であるということになる.この事実を下田の人たちに分かりやすく伝えようと思い、毎年 3 月に行われるワカメの観察会や下田市のホールで行われた講演会などで『Go!Go!下田のワカメとヒジキ』というブルースにしてハーモニカを吹きながら歌っていた.それが伊豆海洋自然塾のメンバーの BT さんの旦那さんでブルースギターを弾くBF さんの耳に留まった.彼はカッコ良く手直しした曲をきちんと楽譜に落として歌詞の不足部分を補って、曲を完成させてくれた.これに留まらず、われから絵本に着想を得た『ワレカラノウタ』という素晴らしい曲を作詞作曲してこの譜面も作ってくれた.ついに 2 つのオリジナル曲ができたので、これは発表する場を作らねばもったいないということで、我々はブルースギター(ネクトン B.フジオ)とブルースハーモニカ(ベントス A. マサカズ)の『しんかい 2010』というユニットを結成した.秋の下田芸術祭での下田市民文化会館大ホールでの演奏が当面の目標である.実際のところ、2 曲では寂しいので、これにブルースの替え歌なんぞを数曲加えることになった.BF さんは替え歌作詞の名手でもある.まずは、Hoochie Coochie Man の替え歌で『下田の海のワルモノ』ができた.こうなると、どこかでお披露目をしたくなる.そこで、先日の海洋自然塾の講座の休み時間を利用して、海の生き物ブルースシリーズということで、これら 3 曲を演奏させて頂いた.お互いに仕事で忙しいので、各々が練習してきて、当日いきなりリハーサルなしに音を合わせた.これを我らが盟友である Ojinabe 氏が録画してくれた.残念ながら『ワレカラノウタ』はうまく撮れなかったらしいので、『下田の海のワルモノ』と『Go!Go!下田のワカメとヒジキ』の 2 曲が You Tube にアップされた.BF 氏の頼りがいのあるギターとボーカルに乗っかって私のブルースハーモニカも世間に泳ぎ出した.それにしても、何がどちらにどう転ぶか分からない.それが世の中の面白いところだ.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
震災後の2011年7月1日からラジオ体操が日常のルーチンになったので、5年目突入だ。7月20日から今年も夏季巡回ラジオ体操が始まった。毎回の放送のはじめに開催地の解説があるため、体操自体は時間が微妙に短くなる。イントロのウォームアップ体操が2種類から1種類になり、第1体操と第2...
-
ウニは受精やその後の卵発生を観察するのに理想的な生物だ.入手しやすいうえに放卵と放精を誘導しやすい.種類によって産卵期が異なっているために、対象種を変えてゆけば一年中発生の研究ができる点でも重宝されてきた.下田で実施される臨海実習では春期にはバフンウニを使い、夏期にはムラサキウ...
-
東京と熱海の間を新幹線こだま号で頻繁に往復するようになっ て、気になるものがいろいろと見えてきた.ここのところどうも気になって仕方なかったのが座席の肩の部分に飛び出しているキリンの角のような突起だ.乗る時によって、有ったり無かったりする(右の写真がツノあり、左の写真がツノなし...
-
正月の食卓には、おせち料理の他に尾頭付きの高級魚がずらっとならんだ.ひとり 2 匹ずつである.高級魚といっても天然鯛なんぞではない.シシャモ(柳葉魚)である.焼きすぎて尻尾が焦げてしまったけれど、正真正銘の本物だ.実家の母が年末に築地に出かけて箱買いしてきた.そこから我が家族分...
-
昨年下田市外浦におけるアマモ除去が行なわれてから、まる 1 年が経過した.海水浴の適地として有名なこの砂浜海岸では、10 年前からいきなり生息域を拡大して繁茂したアマモを水産学的に重要と考えて保全するか、観光を重視して海水浴客のために取り除くかというところが論点となり、成り行...
2 件のコメント:
先月末に、手術し現在通院治療中の「のんぶー」です。入院中はPCとネット環境を持ち込んでいましたので、しんかい2010のライブなどをYoutubeで見て楽しんでいました。本格的におんもに出られるようになるのは年明けになりそうです。
のんぶーさん、しんかい2010ライブ等々をみていただき、嬉し恥ずかしく、ありがとうございます.歩きはじめのヒヨコですが、より良い明日を目指して精進致します.のんぶーさんの1日も早いご快癒を念じております.どうかよいお年をお迎え下さい! ベン
コメントを投稿