2009年1月28日水曜日
メガネの破損
夜寝る時に、外したメガネを枕元の敷き布団の縁の下側に押し込んでおいた.どういう加減か、早朝に枕元を通過していった女房が、これを踏みつけたらしい.目覚めて手にしたメガネの右側のガラスが割れていた.私の頭は襖ギリギリにあるので、襖を開けて中から何かを取り出そうとして、私の頭と襖の間の細い危険エリアを通過したものらしい.想定外の出来事であり、不覚であった.メガネのレンズは落ちてはいないが、レンズを縦断するひびが 2 本入っていて、まともな視界を得られなくなっている.仕方が無いのでオフィスまでは割れメガネをかけて出かけ、オフィスの引き出しから 10 年くらい前まで使っていた度数のほぼ同じメガネを取り出してかけた.装着や視界に大きな違和感は無かった.割れたメガネは横に細長い四角がかった楕円形でメタルフレームである.ここ 10 年くらいの主流の形である.これに対して、古い方のメガネは、やはりメタルフレームだが、レンズの面積が新メガネの倍ほどある円形に近い.これも作った当初は流行の形であった.さて、古いメガネをかけて人と会ってみると、皆が変だと言う.似合わないと言う.作った当初は確かに似合うと言われていた.これは、皆が古いメガネの私の顔を見慣れないためなのだろうか、それとも私の加齢によって顔かたちと昔のメガネがマッチしなくなったのだろうか、それとも、この丸メガネの形自体が現代では時代遅れの形と認識されているのだろうか.新しいメガネを作っても、この細長メガネと丸メガネは両方保存しておいて、10 年くらい経ってから、いずれが似合うかを誰かに問うてみることにしよう.そうすれば答えが出るだろう.そのころ私の眼の度数がどうなっているかについては、あえて考えないことにする.
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