東京駅でホームに上りの新幹線が入線して来て、それが折り返し下り列車になる場合、10 分くらいの短い時間のあいだに車内清掃が行われる.どこからともなく現れたピンク色のおばさんたちが統率のとれた無駄のない動きで、車両に乗り込んでゆく.大変にテキパキしていて、とても格好良いと思う.待つだけの時間なので、窓の外から清掃の様子を拝見していた.車両内に入った人たちは 1 車両 2 名くらいの担当で、まずシートの向きを全部反対にしてゆく.進行方向が逆になるのだから、やむを得ないことだろう.ものすごい勢いで、シートを順々にくるりくるりと回してゆく.なにかコツがあるのか、いとも簡単に向きを変えてゆく.その作業をやりながら、あるいは場合によっては座席の向きを変えてから、シートにかかった頭当てのカバーを取り替えていった.そして、座席シートの上と下の掃除だ.シートの上は、扇のような不思議な形の特別なほうきで掃いてゆく.シートの下は座席間隔にちょうど合わせたトンボを使って掃いてゆく.いずれの作業もものすごいスピードで進んでいった.なんだか、ちょっとしたショーを見ているような気分だった.あのおばさんたちは、家に帰ったらどんな掃除をしているのだろう.いつもの癖で猛スピードの掃除をしているのか、それとも反動でのんびり掃除に徹するのか、ちょっと知りたくなった.
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昨夜遅く台風13号が下田のすぐ側を通過していった.今回は雨台風だった.今年は夏の始めから全く台風の接近がなく、今回が初めてだった.台風が接近すると船の陸揚げ作業があり、台風が去ると近隣の漁師ともども総出で浜掃除を行い、構内のゴミを片付ける.雨漏りやガラスの割れ被害などのあるとき...
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どうも動物を飼わずにはいられない気質のようである.よくよく考えてみるとこの 30 年間、たえず何かしら生きものを飼い続けてきた.研究の一部であったこともあるし、子供のためのペットとしてのこともある.途切れたことがない.魚、カニ、ヤドカリ、エビ、カエル、ワレカラ、タナイス、ウニ、...
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18 世紀のアウトサイダー的絵師である伊藤若冲が、八十歳台の晩年に描いた大屏風が見つかったらしい.伊藤若冲といえば、今年の 7 月 24 日に出かけた東京国立博物館での『対決 巨匠たちの日本美術』で、とても印象的な 2 つの絵を見た.『仙人掌群鶏図襖』の生々しいまでによく描き...
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今日の午前中は A 大学の臨海実習でプランクトン採集を行った.午前9時に船着き場から研究調査船『つくば』( 18 t、30 人乗り) に乗船した.下田沖約 2.5 km の採集地点に向う途中、2 km ばかり進んだあたりの海上をアゲハチョウが一頭舞っていた.モンキアゲハかナガサ...
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私は本屋に入って手ぶらで出て来ることがほとんどないうえに、本を捨てることも滅多にない.研究関連の本はとくに発行部数が少なく、古書店で安くなることもなかなか期待できない.書店に姿のあるうちにとりあえず捕まえておく.だから溜まる一方だ.決して読書速度が速いわけではないので、未読本が...
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