2008年10月27日月曜日

座席の肩にツノがある

 東京と熱海の間を新幹線こだま号で頻繁に往復するようになって、気になるものがいろいろと見えてきた.ここのところどうも気になって仕方なかったのが座席の肩の部分に飛び出しているキリンの角のような突起だ.乗る時によって、有ったり無かったりする(右の写真がツノあり、左の写真がツノなし).東海道線などの車両や昔の新幹線ではボックス座席のこの位置には金属の取っ手があって、つかまり易くなっていたように思うが、その代替物であろうか.座席の肩の部分に何もついていない場合、それが通路側に来ると、満席状態で立って乗車する人には手掛かりがない.他人の背中ぎりぎりのところを不器用につかむはめになるだろう.そのような意味では突起物があればつかまり易いはずだが、ハンドル状になっている方がつかまり易い気がする.カバンかなにかを掛けられるようになっているのだろうかとも思うが、そんな使い方をしている人は見かけないし、なんだか恥ずかしいだろう.そんなことを考えて『新幹線、座席、でっぱり』で検索してみたら、やはり私と同じような疑問を持つ人たちは居るようだ.存在目的についての答えも提示されている.人がつかまることを目的として造られた人に優しいデザインの突起物らしい.それにしても不思議な構造物だ.優しさと使い易さというのは別の次元に存在するのだろうか.今度乗車する時は、あの突起物をゆっくりと撫で回してみよう.

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