今日の生物多様性についての講義で、地球上の低緯度地域では高緯度地域よりも一般に生物多様性が高いという話をした.このことは、何となく当たり前のように思っているが、理由についてすっきりした答えを用意することは難しい.講義では、仮説をいくつか紹介した.すると、前回も質問をしてくれたHさんが、先生はどの仮説を支持するかと問うてきた.そこで、私は、代謝の高まりと共に世代時間が短くなり、早期成熟と短寿命化に伴って突然変異率が上がるために、種分化も生じやすくなるのだろうと、そう考えていると答えた.すると、低緯度での早期成熟と短寿命化は人間でもそうかと聞かれたので、その傾向はあるでしょうと答えると、貧困のためではないのですね、と聞き返してきた.なんだか不意を衝かれた気がした.
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震災後の2011年7月1日からラジオ体操が日常のルーチンになったので、5年目突入だ。7月20日から今年も夏季巡回ラジオ体操が始まった。毎回の放送のはじめに開催地の解説があるため、体操自体は時間が微妙に短くなる。イントロのウォームアップ体操が2種類から1種類になり、第1体操と第2...
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ウニは受精やその後の卵発生を観察するのに理想的な生物だ.入手しやすいうえに放卵と放精を誘導しやすい.種類によって産卵期が異なっているために、対象種を変えてゆけば一年中発生の研究ができる点でも重宝されてきた.下田で実施される臨海実習では春期にはバフンウニを使い、夏期にはムラサキウ...
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ワレカラ絵本は予想外に売れ行き好調だ.茨城県自然博物館で販売中の分も在庫を尽きそうだということで、お盆前に在庫補充の予定である.口コミで買って頂いている分もずいぶん出ている.自然好きの知人への帰郷時などのお土産にとお菓子代わりにドドンと買ってくれるような人もあり、嬉しい.一方...
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東京と熱海の間を新幹線こだま号で頻繁に往復するようになっ て、気になるものがいろいろと見えてきた.ここのところどうも気になって仕方なかったのが座席の肩の部分に飛び出しているキリンの角のような突起だ.乗る時によって、有ったり無かったりする(右の写真がツノあり、左の写真がツノなし...
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雨の降りしきった先週の朝、出勤のために農学部北門から入構して歩いていたら、ぬれた道路を小さな黄土色のものが這い回っていた. カタツムリに似ているがドングリのような形の薄く繊細な感じの殻を背負っている.見かけたことのない生き物だった.30 個体は居たのだけれど、通勤のために構内を...
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