2008年10月19日日曜日

崖を登って削岩機を使う

 職員宿舎の横の崖の崩落がひどくなった.大きな岩塊が転がり落ちて、イノシシ防除フェンスを直撃した.最初、イノシシが蹴落としているのかと思っていたが、どうも最近のゲリラ豪雨のせいらしい.放置しておくと破壊されたフェンスをイノシシが乗り越えてくるかもしれないし、それより何より崖を岩が転がり落ちてくるのは、それだけで危険である.そのようなわけで、草の生い茂っていた崖の壁面にモルタルを吹き付けて固めることになった.金曜の深夜に筑波から戻って丑三つ時くらいに眠った私は、土曜の朝 7 時頃に削岩機の音と排気ガスの臭いで叩き起こされた.寝不足でぼんやりした頭で音と臭いに悩まされながら朝食を終えてオフィスに出かけ、崖をあらためて眺めたのは、正午過ぎに昼食を摂りに戻った時だった.崖の表面からは既に草は無くなり、岩肌の露出した壁面では 3 人の男たちがロープにぶら下がりながら、削岩機を操作していた.一見すると、消防士の垂直壁降下訓練のようであった.削岩機にはこんな使い方もあるのかと、ひたすらに感心してしまった.

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