2008年10月25日土曜日

口笛とハーモニカ

 口笛が好きだ.物心ついたころから、父の口笛を聞いていたせいかもしれない.父は随分と上手だった気がする.口笛は便利なもので、耳コピーした曲を楽器なしで直観的に真似ることができる.たいそう便利だ.でも、どんな音が出ているのかはチューナーでチェックしなければ分からないし、自分で正しい音を出しているつもりでも本当にきちんと音が出ているのかはわからない.音域が限られるので、高い音や低い音が出せなかったり、かすれたりする.ブルースハープが口に馴染んでくると、まるで口笛のような気がしてくる.ベンディングで音を操れる 2 穴や 3 穴はもっとも口笛的だ.正確でかすれない音の出せる口笛を吹けるようになった、そんな心持ちになるのである.最近 7歳の娘が私の口笛を真似ようとすることがある.代目の誕生となるかもしれない.

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