2008年12月6日土曜日
鳥の巣箱を作る
娘を連れて鳥の巣箱作りに出かけた.東京大学樹芸研究所で行っている自然観察講座のひとつで、まず鳥の観察を行ってから、巣箱を自分たちで組み立て、最後に巣箱の掛け方や管理の仕方を学ぶという内容で実施される予定だった.ところが、私たちは早とちりで樹芸研究所に向けて出かけてしまい、午前 9 時前に到着しても誰も姿が見当たらず、女房に行き先を再確認したところ、樹芸研究所の青野研究林というところで実施することになっていると伝えられて、慌てて向かった.しかも青野まで出かけてから場所が分からなくて、山の中を走り回ったあげく、結局 1 時間も遅刻してしまった.方向音痴の本領発揮となってしまい、まことに恥ずかしく、研究所の方々には大変に申し訳なく思った.私たちがようよう到着した時にちょうど巣箱づくりが始まっており、鳥の観察をスキップしたかたちにして参加させて頂いた.ひさしぶりに鋸とハンマーを使っての工作は実に楽しかった.西風は強かったが、空は抜けるように青く、森の空気が心地よかった.巣箱にはペイントマーカーで自由に絵を描かせてもらうこともできて、鋸引きや釘打ちも手伝った娘は、完成した巣箱を飾るのにも夢中になっていた.持ち帰った巣箱は、昼食後にさっそく庭のシュロの木に取り付けてみた.巣箱に鳥が入るのを待つのは、これから毎日の楽しみになりそうだ.我が家族にとって、冬の楽しみが 1 つ増えたことになる.素晴らしい青野の森をまた別の季節にも訪ねてみたい.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
ワレカラ絵本は予想外に売れ行き好調だ.茨城県自然博物館で販売中の分も在庫を尽きそうだということで、お盆前に在庫補充の予定である.口コミで買って頂いている分もずいぶん出ている.自然好きの知人への帰郷時などのお土産にとお菓子代わりにドドンと買ってくれるような人もあり、嬉しい.一方...
-
ウニは受精やその後の卵発生を観察するのに理想的な生物だ.入手しやすいうえに放卵と放精を誘導しやすい.種類によって産卵期が異なっているために、対象種を変えてゆけば一年中発生の研究ができる点でも重宝されてきた.下田で実施される臨海実習では春期にはバフンウニを使い、夏期にはムラサキウ...
-
震災後の2011年7月1日からラジオ体操が日常のルーチンになったので、5年目突入だ。7月20日から今年も夏季巡回ラジオ体操が始まった。毎回の放送のはじめに開催地の解説があるため、体操自体は時間が微妙に短くなる。イントロのウォームアップ体操が2種類から1種類になり、第1体操と第2...
-
東京と熱海の間を新幹線こだま号で頻繁に往復するようになっ て、気になるものがいろいろと見えてきた.ここのところどうも気になって仕方なかったのが座席の肩の部分に飛び出しているキリンの角のような突起だ.乗る時によって、有ったり無かったりする(右の写真がツノあり、左の写真がツノなし...
-
保育園生の息子は朝食の食卓についてもなかなか食べ進まず、些細な事で気がそれては食事半ばで遊び始める.台所が片付かないうえに登園時刻は迫るので、私も女房もイライラしてくる.そんな女房が今朝不思議な言葉を発した.「早くしなさい!ちんだらはんだらすな!」女房は九州の出身でふとした瞬...
0 件のコメント:
コメントを投稿