2009年3月24日火曜日
藻場シンポ
東大海洋研で行なわれた『藻場研究の今−分布・生態から磯焼け対策・利用まで』というシンポジウムに出かけてきた.私もコンビナーの1人になっていたが、今回は自分の講演はなくて座長のみだった.おかげで他の方々の講演をリラックスして聞くことができた.藻場の研究には大学や公的研究機関以外にも企業など多分野の研究者がそれぞれのアプローチで携わっている.自分のやり方で藻場にとことん向き合っている人たちの研究は面白く、その姿はまぶしくさえ感じられる.水産増殖を目指したり産業化を考えたりする場合には、私たち生物学分野の研究者とは研究の進め方が自ずと違ってくる.その違いを知って、自分たちのアプローチについて見直すことは相互に利益のあることで、そのように横に広がるネットワークづくりは大切だと思う.日帰りだったので、懇親会の二次会に参加できなかったのが残念だった.
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