2008年9月29日月曜日
ハーモニカと腹式呼吸
ハーモニカを吹き始めた頃には、腹式呼吸の有り難みはなかなか分からなかった.腹式呼吸が大事だということは先生からずいぶんと言われたし、どのテキストにも書いてある.腹式呼吸を体感しながらハーモニカを吹くもっとも簡単な方法は、仰向けに寝て吹くことだろう.腹式呼吸の練習としては、ハッと暖かい息を吐きながら口の前の紙を動かす方法や、立ったまま前屈して息をする方法などもある.でも、私の場合は、吹き始めの頃にはうまく音を出すだけで精一杯で、頭で分かっちゃいてもなかなか腹式呼吸にならなかった.大きな袋にストローを付けて、袋をおさえながらストローから空気を出す感じが腹式呼吸だろう.優しく安定した息を出すことができるわけである.腹式呼吸でなく、力まかせにブーブー吹くと、どうも厄介らしい.リードに気まぐれな嵐が襲いかかるようなもので、激しい風雨にハーモニカは苦しむのだ.最初の頃にやたらにリードが駄目になったのはそのせいだろうと、今になって思う.なんでもそうだが、ある程度の修練を積まないと、力の抜き方というのは分からないものなのだ.低音域や高音域の音の出しにくい部分がふだんより出にくかったり、オーバーブローできなかったり、なんだか滑らかに音の出ない時は、腹式呼吸をど忘れしているときだ.
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