下田から東京に向かう時に、乗り継ぎが悪いと熱海駅で30分以上待つことになる.そうした時に読み物の持ち合わせがなかったり、持っていても疲れていて読む気がしなかったりすると、吹きさらしのホームで時間を過ごすことになる.そんな時は、周りにいる人の様子を眺めたり、通過列車の観察をしたりするのにもすぐに飽きてしまう.あるとき、ふとホームの上方を見上げると、傾斜した屋根の下のところに、長くて細い針がホームの端から端までびっしりと植え付けられていることに気付いた.始めは何のためだか分からなかったのだが、人から聞いた話によると、ハト除けらしい.新幹線の駅舎の屋根下は、鳩にとっては魅力的なねぐらなのだろう.かつては糞害がものすごかったという.最近ハトもハトの糞もホーム周辺で見かけないところをみると、針地獄は効果てきめんのようだ.大学時代に東京でドバトの営巣場所探しを、調査のアルバイトでやったことがある.その時聞いた話では、ドバトはガード下や歩道橋下など、人の生活圏のごく近くに、あえて営巣するらしい.エサの確保に加え、カラスなどからの防御のためでもあると聞いたような気がする.熱海駅の針地獄を逃れた鳩たちは、どこに営巣するようになったのだろう.少々気になるところである.2008年9月27日土曜日
ハトの針地獄
伊東にはハトヤがあるが、熱海にはハトの地獄がある.
下田から東京に向かう時に、乗り継ぎが悪いと熱海駅で30分以上待つことになる.そうした時に読み物の持ち合わせがなかったり、持っていても疲れていて読む気がしなかったりすると、吹きさらしのホームで時間を過ごすことになる.そんな時は、周りにいる人の様子を眺めたり、通過列車の観察をしたりするのにもすぐに飽きてしまう.あるとき、ふとホームの上方を見上げると、傾斜した屋根の下のところに、長くて細い針がホームの端から端までびっしりと植え付けられていることに気付いた.始めは何のためだか分からなかったのだが、人から聞いた話によると、ハト除けらしい.新幹線の駅舎の屋根下は、鳩にとっては魅力的なねぐらなのだろう.かつては糞害がものすごかったという.最近ハトもハトの糞もホーム周辺で見かけないところをみると、針地獄は効果てきめんのようだ.大学時代に東京でドバトの営巣場所探しを、調査のアルバイトでやったことがある.その時聞いた話では、ドバトはガード下や歩道橋下など、人の生活圏のごく近くに、あえて営巣するらしい.エサの確保に加え、カラスなどからの防御のためでもあると聞いたような気がする.熱海駅の針地獄を逃れた鳩たちは、どこに営巣するようになったのだろう.少々気になるところである.
下田から東京に向かう時に、乗り継ぎが悪いと熱海駅で30分以上待つことになる.そうした時に読み物の持ち合わせがなかったり、持っていても疲れていて読む気がしなかったりすると、吹きさらしのホームで時間を過ごすことになる.そんな時は、周りにいる人の様子を眺めたり、通過列車の観察をしたりするのにもすぐに飽きてしまう.あるとき、ふとホームの上方を見上げると、傾斜した屋根の下のところに、長くて細い針がホームの端から端までびっしりと植え付けられていることに気付いた.始めは何のためだか分からなかったのだが、人から聞いた話によると、ハト除けらしい.新幹線の駅舎の屋根下は、鳩にとっては魅力的なねぐらなのだろう.かつては糞害がものすごかったという.最近ハトもハトの糞もホーム周辺で見かけないところをみると、針地獄は効果てきめんのようだ.大学時代に東京でドバトの営巣場所探しを、調査のアルバイトでやったことがある.その時聞いた話では、ドバトはガード下や歩道橋下など、人の生活圏のごく近くに、あえて営巣するらしい.エサの確保に加え、カラスなどからの防御のためでもあると聞いたような気がする.熱海駅の針地獄を逃れた鳩たちは、どこに営巣するようになったのだろう.少々気になるところである.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
昨夜遅く台風13号が下田のすぐ側を通過していった.今回は雨台風だった.今年は夏の始めから全く台風の接近がなく、今回が初めてだった.台風が接近すると船の陸揚げ作業があり、台風が去ると近隣の漁師ともども総出で浜掃除を行い、構内のゴミを片付ける.雨漏りやガラスの割れ被害などのあるとき...
-
どうも動物を飼わずにはいられない気質のようである.よくよく考えてみるとこの 30 年間、たえず何かしら生きものを飼い続けてきた.研究の一部であったこともあるし、子供のためのペットとしてのこともある.途切れたことがない.魚、カニ、ヤドカリ、エビ、カエル、ワレカラ、タナイス、ウニ、...
-
18 世紀のアウトサイダー的絵師である伊藤若冲が、八十歳台の晩年に描いた大屏風が見つかったらしい.伊藤若冲といえば、今年の 7 月 24 日に出かけた東京国立博物館での『対決 巨匠たちの日本美術』で、とても印象的な 2 つの絵を見た.『仙人掌群鶏図襖』の生々しいまでによく描き...
-
今日の午前中は A 大学の臨海実習でプランクトン採集を行った.午前9時に船着き場から研究調査船『つくば』( 18 t、30 人乗り) に乗船した.下田沖約 2.5 km の採集地点に向う途中、2 km ばかり進んだあたりの海上をアゲハチョウが一頭舞っていた.モンキアゲハかナガサ...
-
私は本屋に入って手ぶらで出て来ることがほとんどないうえに、本を捨てることも滅多にない.研究関連の本はとくに発行部数が少なく、古書店で安くなることもなかなか期待できない.書店に姿のあるうちにとりあえず捕まえておく.だから溜まる一方だ.決して読書速度が速いわけではないので、未読本が...
0 件のコメント:
コメントを投稿