2009年1月15日木曜日

六曜なるほど

 六曜というものが気になった.カレンダーで順番をたどってみると、基本的には先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順で並んでいるのだけれど、なんだか時々並びの順序が違っていることがある.どうも気持ちが悪いので、調べてみたら、不思議なルールで決められていることが分かった.この 6 種類を旧暦の毎月初めの日に順番にひとつずつ割り振って、そこをスタートに 6 種類を繰り返し並べているのだ.ずらずら並べていって、翌月の旧暦 1 日の前の日(晦日)まで続ける.だから、旧暦の晦日と 1 日のところでは、並び順が乱れるのだ.旧暦の 1・7 月は先勝スタート、2・8 月は友引スタート、3・9 月は先負スタート、4・10 月は仏滅スタート、5・11 月は大安スタート、6・12 月は赤口スタートとなるわけである.疑問が解決して、すっきりした.ちょっと考えてみたら、六曜がカレンダーに書いてあれば、潮を知ることができることに気がついた.六曜の順番の乱れているところが、旧暦の 1 日であるから、そこはほぼ新月である.そこから 15 日目が満月だ.いずれも大潮だ.1 日目からの 15 日で 1 サイクルの潮の順番は、大大中中中中小小小長若中中大大である.それにしても、こんなふうに機械的に割り振られた六曜で縁起をかつぐのもなんだか不思議な話である.いっそ、優劣のない呼称の配列にしてやれば、神経を使って慶弔行事の日程を決める必要もなくなるし、結婚式場なども仕事の集中が起きなくなって、楽になるのではないか、などと仕様もないことを考えてしまった.

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