2008年9月18日木曜日
イセエビと魚
実験センターの深さ1mに満たない屋外水槽にイセエビと魚がいる.漁師が混獲したもの,釣り上げたもの,実習で捕獲した後に放したものなど来歴はさまざまだ.夜、ここに実習で解剖に供した小魚やウミホタル採集に使った豚レバーを上から放り込む.とたんに物陰から魚が飛び出してきて、餌が水底に達するまでのほんの短い間にくわえていってしまう.魚が鉢合わせした時には、互いに目にも止まらぬ速さで餌を奪い合う.魚はカンパチ、ハマチ、マダイ、コショウダイ、イスズミ、メジナなどだ.水底にいるイセエビが獲物にありつけるのは、イセエビの直近にうまく餌を落としてやった時と、魚同士が争って餌を取りこぼしてしまったときの漁父の利だ.イセエビは天然の海底ではどうやって魚をかわしながら、餌を得ているのだろうかと、少々心配になってしまった.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
ナマコの不思議な食事風景を見た.自宅の玄関に、いろいろな生き物を入れては眺めている小型の水槽があって、今はその中に大きさ 20 cm くらいのマナマコが入っている.食用に貰ったのだが、すぐには食べなかったので水槽に入れたまま、ペットになってしまったものだ.眺めていると、赤みを帯...
-
ワレカラ絵本は予想外に売れ行き好調だ.茨城県自然博物館で販売中の分も在庫を尽きそうだということで、お盆前に在庫補充の予定である.口コミで買って頂いている分もずいぶん出ている.自然好きの知人への帰郷時などのお土産にとお菓子代わりにドドンと買ってくれるような人もあり、嬉しい.一方...
-
下田はワカメとヒジキのタイプ産地である.黒船来航の折りにワカメもヒジキも下田周辺の生物調査で採集して持ち帰られ、下田の標本をもとに学名がつけられたのである.つまるところ、全てのワカメとヒジキの代表格が下田産のものであり、下田こそワカメとヒジキの故郷であるということになる.この事...
-
一昨日から筑波に出かけたら、昨日から雨になった.久しぶりの筑波キャンパスでの雨だった.雨を見ていて思い出したことがある.先月行ったニュージーランドでのことだ.ウェリントンで 1 日だけ雨に降られた日があった.到着して間もない日で、大学院生の I さんと雨の中をこともあろうに道...
-
最近、こちらで顕微鏡を購入した折りに、たくさんの梱包用段ボール箱を業者が置いていった.大小いろいろな大きさのものが山積みになっていた.顕微鏡を構成する部品は多く、精密機器であるために、どの部品も別個に梱包されてくる.そのため、たとえ 1 台の顕微鏡であっても必然的に段ボール箱の...
0 件のコメント:
コメントを投稿