2009年8月30日日曜日
海ホテルを発見
ウミホタルの観察会をやっていているうちに『海ホテル』という妙な言葉が生まれてきた.ウミホタルに引っかけた言葉で、捕獲したウミホタルを観察会に出動させるまでの間に蓄養しておく場所のことを指していて、それはすなわち我々の臨海実験センターの海水流しのことである.ウミホタルを網目の細かいざるに入れ、流海水に浸して生かしておく.臨海実験センターでは 24 時間海水をポンプで汲み上げていつでも蛇口から使えるようにしているため、かけ流しで海水を供給することができるのだ.ここにウミホタルたちがふつう 1 -2 泊することになるため、なんとなく『海ホテル』と呼ぶようになった.海ホテルはウミホタルの宿所であって、その所在地はここだけだと思っていたのだが、つい先日、人間宿泊用施設の『海ホテル』を見つけた.国道 135 号線を熱海方面から下っていって、宇佐美の海岸に出る直前、下り坂から橋を渡る手前の信号で止まった時に左手を見上げると『海ホテル』という大きな看板が目に入る.略称なのか、あるいは看板の一部分が見えたのかなどの可能性も考えて、宇佐美周辺のホテルを調べてみたら、みごとに正式名称が『海ホテル』だった.自分たちのこさえた架空のヒーローがいきなり現実世界に現れたようで、なんだか、むやみに嬉しくなった.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
ナマコの不思議な食事風景を見た.自宅の玄関に、いろいろな生き物を入れては眺めている小型の水槽があって、今はその中に大きさ 20 cm くらいのマナマコが入っている.食用に貰ったのだが、すぐには食べなかったので水槽に入れたまま、ペットになってしまったものだ.眺めていると、赤みを帯...
-
ワレカラ絵本は予想外に売れ行き好調だ.茨城県自然博物館で販売中の分も在庫を尽きそうだということで、お盆前に在庫補充の予定である.口コミで買って頂いている分もずいぶん出ている.自然好きの知人への帰郷時などのお土産にとお菓子代わりにドドンと買ってくれるような人もあり、嬉しい.一方...
-
午前中、海洋自然塾の長であるK 氏と下田市役所の S 氏が来訪し、10月4−5日にセンタ−で実施予定の海洋自然塾自然観察指導員養成講座の詳細プランについて話し合った.早いもので、養成講座は今回で第5回めとなる.現メンバーの根気強い頑張りのおかげで、自然塾は活動によいルーチンがで...
-
下田はワカメとヒジキのタイプ産地である.黒船来航の折りにワカメもヒジキも下田周辺の生物調査で採集して持ち帰られ、下田の標本をもとに学名がつけられたのである.つまるところ、全てのワカメとヒジキの代表格が下田産のものであり、下田こそワカメとヒジキの故郷であるということになる.この事...
-
野鳥というのは、ヒトがある一定の距離以内に近づくと、忽ち逃げてゆくものだと思っていた.カラスもそうだったはずだ.ところが、最近、ずいぶんに近くまで寄っていっても、 なかなか逃げてゆかないものが多い気がしている.1 m より短い距離まで接近しても目が合っても、平気で柵や樹木の梢や...
0 件のコメント:
コメントを投稿