うちの子供たちに大人気だった『スポンジボブ』という番組が最終回を迎えた.このアニメの主人公であるボブは体が直方体の海綿で、ふんどしのようなパンツをはいていて、ヒトデを友として海底のパイナップルの家に住んでいる.海の生き物たちは徹底的にデフォルメされていて、ほとんど原形をとどめていないし、ほとんどは荒唐無稽なドタバタ喜劇なのだが、それらのことは措いても海綿が主人公であるということは画期的だと思う.バラバラにされて他の生き物と混ぜられたのちに再び元の形に再生されるシーンなぞもあって、若干は本物の海綿らしいところもある.なんにしても 海の中の海綿という地味な生き物に子供たちが興味を持つきっかけになれば、こんなアニメも素敵だと思う.ただ、日本語タイトルが『スポンジボブ』なので、子供たちは『洗濯用のスポンジ』が主人公だと思っている.洗濯スポンジのもともとのルーツが海綿にあるとはいえ、ここはアニメの題名 を『かいめんボブ』にしてほしかった.私の知る限りで海綿が主人公として出てくる物語はイタリアのアレッサンドロ・ボッファによる『おまえはケダモノだ、ヴィスコヴィッツ』だけである.この奇妙な物語の中では、主人公であるヴィスコヴィッツがいろいろな動物に転生しながら生きる意味について考えてゆく.その動物の中の一つに海綿があった.こちらのほうが海綿の暮らしをリアルにとらえていて、海綿としての暮らしを実感できる内容だった.岩に張り付いてプランクトンを吸い取って暮らすというのは、陸上の動物には見られないライフスタイルである.日々忙しくタテにヨコに移動して暮らす我々が海綿たちのそんな暮らしに思いを馳せてみれば、世事の見方も少々変わってくるはずである.
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