2009年6月24日水曜日
金色リード
愛用している Hohner のBlues Harp MS (Key: C) の第 2 オクターブの D が下がってしまった.吹きはじめの頃には吹き加減が分からなかったせいもあって良く音が下がっていたものだが、近頃は前ほどはハーモニカのリードに負担をかけることが無くなったためか、リードの皆さんがご機嫌に働いてくれていた.まあ、音下がりも久々のことなので仕方がない.ホイホイ新しいものを買える財布事情でもないので、リードを削って音を調整することにした.分解してリードプレートを取り出すと、なんだかんだ言ってけっこう汚れが溜まっている.こびりついた垢のようなあるいは錆のような汚れをひとわたり削り落として、削りくずを吹き飛ばしたあとで、リード削りに取りかかった.いじるべきリードをよく確かめて、少し浮かせた状態で裏に薄板を挟み込んで固定する.棒ヤスリを使って先端付近を斜め方向にゆるゆると削っては、音を出して効果を確かめてみる.なかなかはかどらなかったが、微妙に少しずつ音が上がっていって、やがて D らしい D になった.気がつくと削ったリードだけが金色に美しく輝いていた.あんまり奇麗だったので、キー調整のご褒美をもらったようで、なんだか嬉しくなってしまった.
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