2009年2月13日金曜日

春の嵐が

 午後から春の嵐の訪れに向けて風が強くなり波が高くなる予報だったので、カジメの定期調査を午前中のごく短時間のうちに済ませた.調査している小一時間の間にもだんだん波が高くなってきたので、潜水器材をすぐに船に揚げて、逃げ帰るように浜に戻った.そして、調査用ボートはそのまますぐに陸揚げした.きょう潜って寂しかったことは 2001 年以来生き延びてきたカジメの一株がついに力尽きたことだ.嬉しかったことは 30 以上の新しい小さな個体が調査区の中に加入してきていたことだ.失われつつ新たに生み出され、創り出されてゆく.それが、春の訪れなのだ.

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