2009年2月10日火曜日
金いろの物体
東京駅と筑波をむすぶ高速バスは隅田川の吾妻橋近くを通る.吾妻橋のたもと際のアサヒビールの建物のてっぺんには、金色の巨大な物体がうねるように、雲にたなびくように乗っかっている.筑波に向かう時には遠目に見えて、金色の巨大な人魂か元気のよいウンコのように見える.東京駅に戻る時にはこの金色の物体のすぐ足元を通過する.高速バスの進行方向右側の座席に座っていれば、金色の塊を窓越しに見上げることができる.そして、金色の巨大な球体が天を覆っている様子を束の間楽しむことができる.バスからちらっと見る分には面白いのだが、あの辺りには毎日金の球体を空に仰いで暮らしている人たちがいるはずである.どんな思いで眺めているのだろうかちょっと興味がある.吾妻橋の周辺には風情のある店々もありそうなので、一度ゆっくり散歩してみたいと思っているのだが、いざ東京に出てゆくと電気屋まわりや書店めぐりに終始してしまい、なかなか東京散歩に出かける機会を得ない.金色の物体が空を覆う町並みを歩いてみたい思いはなかなか果たせないでいる.
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