2011年1月5日水曜日
前に言ったことを繰り返す
加齢に伴って、同じことを何遍も言うようになる.本人は同じ相手に同じことを繰り返し言っていることに全く気がついていない.自分も結構年を重ねてきてこのことはよく知っているから、人と話をする時にはできるだけ慎重を期すようにしている.酔っぱらった時にだって注意しているつもりである.文章を書く時にも同様である.ところが、やっぱりダメなのだ.昨日、発電と送電のくだりを書いている時に、なんだかデジャブーのようなものを感じたので、ブログ内検索をしてみたところ、この話を 2008 年 10 月にもしていて、その延長で 2009 年の年初の話題にもしていることに気がついた.まあ仕方がないから自分を赦しておくとして、嫌だったのは、やはりこの時も『送電過多で自分は薄っぺらくなりかかっている』と嘆いていることである.それ以来状況が改善されていないということなのか.トホホである.積ん読が主体となっている本たちをせっせと読みたいし、ネット上に溢れている新着論文ももれなく拾い上げたい.論文も書きたいしハーモニカも吹きたい.たっぷりと充電したいのだ.でも、いつもいつも制限要因となるのは時間である.ウナギのような私の時間を、ゴム手袋でもしてしっかりと捕まえておきたい年の初めである.
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