2008年8月9日土曜日
ブルースハープからの贈り物
頑張って練習していると、ブルースハープはときどき贈り物をくれる。いきなり、何か壁を破るようにできるようになって、それが本当に贈り物かご褒美のように思えることがある。はじめはごくごく最初の頃、吹き始めて半年ばかり経ってファとラの音が出るようになったとき。息づかいの程度や息の操り方が分からなくて、最初の頃はやたらにリードがだめになったり音程が狂ったりして、C のハープを次々にダメにした。そんななかでファとラの出たことが続けてゆく励みになった。それから、オーバーブローベンドができるようになったとき。これは最初から10年目くらいの贈り物だ。N 先生のテキストの Stardust の冒頭にオーバーブローベンドが1ヶ所だけあって、これがクリアしたくて、ずいぶん頑張ってみた。Howard Levy のビデオも見てみた。Howard Levy の真似をして Golden Melody で練習している時に、突然音が出せるようになった。最初はものすごく力んで息を吹き込んでいたけれど、最近は力まなくても結構きれいな音が楽に出せるようになった。ただ、他のハープではどうも難しい。Major Boy や Blues Harp でもなんとか出せるようになったが、なかなかきれいには出ない。もっと修練を積めば他のハープでもできるようになるのかもしれないが、とりあえず、Golden Melody は間違いなくオーバーブローベンドには向いているようだ。そして、つい最近もらった贈り物は高音部の出し方だ。Jerry Portnoy のアルバム Home Run Hitter のなかの Misty が好きで、Ab のハープでずーっと練習していたのだけれど、高音部の音を出すのがとても難しかった。それがふと口の形と舌の使い方ツツッという感じに何となく変えてみたら、いきなり楽にふけるようになった。いままで、これも力んで吹いていたのだけれど、信じられない感触だった。Jimmy Reed の Honest I Do の高い音の所が A のハープで真似できるようになった。本当に嬉しくて、大感謝だった。続けていけば、またいつか思いがけない贈り物があるかもしれない。
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