2008年7月12日土曜日
ブルースハープの快感
やっぱり息を使う楽器がよいと思う。私にとってはハーモニカだ。ギタリストもバイオリニストもピアニストも手指を駆使して楽器に溶けるような姿で演奏し、楽器と自分は一心同体だとしばしば語る。でも、自分の体から吹き出した空気を操って、楽器の中に吹き込んで音をつくると、なにか楽器が体に吸い付いて来るような感じがする。これは息使い楽器独特の感じではないだろうか。でも、演奏しながら音に酔いしれた感じの表情をしてみせたり、観客席に向ってにっこり笑いかけてみせたりすることができないのは、ちょっと悔しい。ブルースハープはやはり音をアナログに上げ下げするベンディングが楽しい。出したい音をベンディングして探る。ちょっと口笛に似て、その自由な感じがいい。たった10穴の小さな楽器から出したい音がほとばしり、我を忘れてブロウするとき、快感が突き抜ける。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
ナマコの不思議な食事風景を見た.自宅の玄関に、いろいろな生き物を入れては眺めている小型の水槽があって、今はその中に大きさ 20 cm くらいのマナマコが入っている.食用に貰ったのだが、すぐには食べなかったので水槽に入れたまま、ペットになってしまったものだ.眺めていると、赤みを帯...
-
保育園生の息子は朝食の食卓についてもなかなか食べ進まず、些細な事で気がそれては食事半ばで遊び始める.台所が片付かないうえに登園時刻は迫るので、私も女房もイライラしてくる.そんな女房が今朝不思議な言葉を発した.「早くしなさい!ちんだらはんだらすな!」女房は九州の出身でふとした瞬...
-
野鳥というのは、ヒトがある一定の距離以内に近づくと、忽ち逃げてゆくものだと思っていた.カラスもそうだったはずだ.ところが、最近、ずいぶんに近くまで寄っていっても、 なかなか逃げてゆかないものが多い気がしている.1 m より短い距離まで接近しても目が合っても、平気で柵や樹木の梢や...
-
図鑑に写真が掲載されているせいか、 ワレカラモドキは ダイバーさん たちによる認知度がけっこ う高い種類である. ワレカラの仲間とし ては 3 cm を超えるサイズのものも あって大きめだし、 シロガヤやアカ ガ ヤな ど大きめのヒドロ虫の群 体の茂みに 隠れているので、比較...
-
オオバモクはホンダワラ類の海藻の中で もとりわけ変わった存在であると、私は思っている.ホンダワラ類の海藻のきわだった特徴といえば、丈が数mに達するために、藻体を水中で立たせて維持するための浮き(気胞)が枝葉の間にたくさん付いていることである.浮きの形や大きさは種によってさまざま...
0 件のコメント:
コメントを投稿