2008年11月24日月曜日
写真館の生存戦略
勤労感謝の日をはさむ 3 連休の初日から 2 日は七五三関連行事で費やした.そして 3 日目の今日は溜まり仕事やら磯観察会の準備やらで過ごしている.天気が私の都合に合わせてくれているようなのが、嬉しい.七五三では、 7 歳娘と 5 歳息子の着付け→写真撮影→宮参り→着替えて一休み→夕食会、というおそらく一般的な段取りで行事を進めた.写真撮影は写真館で行ったのだが、東京から来ていた老父母に珍しがられた.東京近郊では、昔から続いていた写真館の閉館が相次いでいるという.言われてみれば、下田には町の大きさの割にずいぶんたくさんの写真館があるように思う.地元に密着して、いろいろなサービスを行っているからだろうか.今回我が家で利用した写真館もずいぶんといろいろな工夫をしているようで、面白かった.デジカメ一眼レフとスタジオ撮影とパソコンでの画像編集という技をうまく生かして、とにかくたくさんの撮影が行われた.親と子供と祖父母を併せたいろいろな人の組み合わせ、小道具の組み合わせとポーズで多種類のシーンをそれぞれ連写してゆく方法だった.結局、10 種類以上のパターンで撮影してもらった.2 日後の今日には撮影されたなかから約 100 枚をカラープリンタでプリントアウトした仮の写真ファイルが送られてきた.その中から好きな写真を本格プリント用に選んで、記念写真用の大伸ばしにして、希望により1枚から6枚を一組にしたアルバムにして貰って購入するわけである.数多く撮っているために、動きや表情が自然なものも多くて、仮ファイルを見ているだけでも楽しい.アルバムに組んでもらうと高いが、小さな版のプリントにしてもらうこともできるし、撮影データの CD-ROM を購入することもできる.客側としては、懐具合や目的によって種々の選択を行うことができるのだ.写真館の生き残り戦略としては、なかなか良いのではないかと思った.もし東京近郊の写真館が絶えてきているのであれば、下田市内の旅館と美容院と呉服店(または貸衣装店)と写真館と観光業者が連携すれば『下田七五三ツアー』も成立しうるのではないかと思った.成人式、誕生日、結婚記念日、入学式、卒業式など家族の記念行事というのはいろいろある.こんな形で記念写真を目玉にした観光があっても、よいのではないだろうか?
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