2008年10月31日金曜日
三菱 MRJ
先日、筑波大の宿泊施設に泊まって、就寝前にパック酒をすすりながらテレビを見ていたら、三菱重工でMRJ (Mitsubishi Regional Jet) という国産小型旅客機の開発プロジェクトが進んでいるというニュースが流れていた.いま私が読んでいる吉村昭の『零式戦闘機』では、第二次世界大戦の直前に海外の航空技術に頼らずに開発された国産戦闘機で、日本の航空技術を軽んじていた米英に脅威を与えた零戦の誕生と消滅が詳細に描かれている.その主な舞台となっているのが、三菱重工名古屋航空機製作所であり、主人公ともいうべき人物が堀越二郎技師だ.ひとりの人間を核として花開いた技術が太平洋戦争前半の日本の挙動に大きな影響を与えたことが活写されている.世界を変えてゆく大きな渦の中には、実はたったひとりあるいは一握りの人間しかいないことがままある.海外製の旅客機ばかりで占められた現代の空に国産機を飛ばそうという動きの真ん中では、やはり堅気の設計技師が知恵を絞っていたりするのだろうか.それとも、もうそんな時代ではないのだろうか.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
閲覧数ベスト5
-
震災後の2011年7月1日からラジオ体操が日常のルーチンになったので、5年目突入だ。7月20日から今年も夏季巡回ラジオ体操が始まった。毎回の放送のはじめに開催地の解説があるため、体操自体は時間が微妙に短くなる。イントロのウォームアップ体操が2種類から1種類になり、第1体操と第2...
-
ナマコの不思議な食事風景を見た.自宅の玄関に、いろいろな生き物を入れては眺めている小型の水槽があって、今はその中に大きさ 20 cm くらいのマナマコが入っている.食用に貰ったのだが、すぐには食べなかったので水槽に入れたまま、ペットになってしまったものだ.眺めていると、赤みを帯...
-
ウニは受精やその後の卵発生を観察するのに理想的な生物だ.入手しやすいうえに放卵と放精を誘導しやすい.種類によって産卵期が異なっているために、対象種を変えてゆけば一年中発生の研究ができる点でも重宝されてきた.下田で実施される臨海実習では春期にはバフンウニを使い、夏期にはムラサキウ...
-
正月の食卓には、おせち料理の他に尾頭付きの高級魚がずらっとならんだ.ひとり 2 匹ずつである.高級魚といっても天然鯛なんぞではない.シシャモ(柳葉魚)である.焼きすぎて尻尾が焦げてしまったけれど、正真正銘の本物だ.実家の母が年末に築地に出かけて箱買いしてきた.そこから我が家族分...
-
仙台駅 3 階で演奏中の吉田ユーシンさん 10 日土曜日の午後のこと、デスクワークに飽いて、ひとりで定禅寺ジャズフェスティバルの会場へと出かけた.いろいろな締め切りに追われているので、とてもフラフラゆったりとは過ごせない状況だったが、どうしても聴きたい演奏がひとつだけあっ...
0 件のコメント:
コメントを投稿