2008年10月2日木曜日

研究室のホームページを一新

 研究室のホームページを一新した.卒業生が作ってくれた何代目かのホームページはここしばらく更新がなく、書いてある内容も古いものになってしまっていた.公開しているだけにとても恥ずかしくて、でも、公開をやめてしまったらホームページの作成はもう二度と行わない気がして、プレッシャーを感じながらそのままにしていた.ここしばらくの間に自分のホームページを公開し、ブログを書くようになって思ったことがある.ホームページへの情報公開やブログへの投稿というものが、人に情報を提供する機会であると共に、自分の考えをまとめたり人に伝える工夫をしたりする機会として有用なものであることに、やっと気付き始めた気がするのである.かつて恩師のひとりであるW 先生に「送電するためには発電が必要である」と言われた.これは教育と研究についての関係を示す言であると共に、研究成果の発表と研究の関係であると考えていた.十分な送電を行うために、十分な発電が必要になる.深い知識に根付いた本当の教育をしっかり行おうとすれば、自ら新規知見の発掘をしつつ勉強をして、それに備えねばならない.論文執筆や学会発表をコンスタントに行うことを自分に約束するなら、それを目指して調査や実験を行って解析すべきデータを蓄えなければならない.同じことで、Web 上に情報を公開することを決めれば、それを意識したネタ探しや情報整理を行うようになる.アウトプットの促進が生産性を高めるのであった.個人にとってそうであれば、研究室でも同じことだろう.研究室ホームページを整備して、そこを窓としてWeb 上への有用な情報の提供ができるように努力すれば、新陳代謝が高まって、生産性がより向上するに違いない.完成した研究室ホームページは、素朴な作りではあっても、私には嬉しい大きな窓である.有効に活かしてみたい.

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