2009年4月10日金曜日

オタマジャクシの餌

 小学校低学年の娘がオタマジャクシをつかまえてきて、ペットボトルで作った飼育容器の水換えを自分で行ないながら、大事に飼いはじめた.はじめに、冷蔵庫から見つけ出したいろいろな食材を餌として少しずつ与えてみて、どれを好んで食べるかを一生懸命に観察していた.その結果、鰹節をもっとも好むことが判明したらしい.その報告にやってきた彼女が言った.「カツオは海にすんでいるんだよね.池にすんでいるオタマジャクシはどうやって海に出かけて、カツオを食べるんだろうね.不思議だね」濁りのない眼で真っ直ぐに私を見ながらそう言うのだから、私は参ってしまった.確かに、サンタクロースがたった一晩の間に世界中の子供たちにプレゼントを配り終えることができるのと同じくらい不思議なことである.

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