2009年8月1日土曜日
網戸のアブラゼミ
夕食後に保育園に通う下の息子にせがまれて、外灯に集まる虫たちを見に出かける.それはお決まりの夏の行事になっていて、風が強かったり雨がひどかったりしなければ、週に 3, 4 回は懐中電灯と虫かごを携えて出かけてゆく.外灯の位置は自宅から歩いて 1, 2 分のところなのでさして苦ではないのだが、夕食後にひと休みする間もなく出かけるのは単純に億劫である.それでも楽しみはある.目当てのカブトムシやクワガタムシが採集できれば、子供だけでなくこちらまで嬉しくなる.毎年出かけていると、多い年には一晩で 3, 4 頭の獲物を捕らえることができることもあった.ところが、今年はさっぱりである.空振りが多く、コクワガタがぱらぱらと捕れる程度で、カブトムシがほとんどいない.それがためにいつもよりいっそう辺りをよく探すためか、今年は土の上や葉の上をのそのそと歩くセミの幼虫を幾度も捕まえた.虫かごに入れて持ち帰り、屋内の網戸につかまらせておくと、朝方には白いセミが抜け殻の近くにじっとつかまっていて、内側に曲がった翅が次第に開きながら伸びてくる.ピンと張った翅が色づいて、しっかりとした一人前のアブラゼミになったら、そっとつまんで昼の屋外に放ってやる.そんなことが何とはなしに、子供達にとってのルーチン行事になった.まあ、こんな年もあって良いのではないかと、思えてきた.
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