1)何も楽器の演奏ができなかった私が、1995 年の世界ハーモニカフェスティバル横浜大会(正確ではない・・・何かそんな名前の大会)の時に見た演奏がきっかけで細々とハーモニカを吹き始めて、気がつけば既に干支がひとめぐりしてしまった。ブルースハープのレッスンをN先生から少し受けたことから始まって、ブルースハープに行き詰まるとS先生の手引きでクロマチックハーモニカを始め、クロマチックハーモニカに行き詰まって、またブルースハープに戻った。そんな2つのタイプの楽器の行き来で気付いたことがある。片方から片方に戻る時に、戻った楽器がずいぶん吹きやすいことに気付くのだ。どうも一方の練習が他方の上達を助けているような気がし始めた。始めのうちは、なんだかアナログである意味不自由なブルースハープに不自由を覚え、クロマチックではどこかそのデジタルっぽいところにときどき疲れて、はたして自分はどちらの楽器を続けていったら良いのか、迷いながらの行き来であった。しかし、最近それが吹っ切れた。
2)行き来することで助け合う楽器なら、両方続ければ良いではないか。それが結論である。自分は少し典型からずれてはいても日本人なので、他の事例との参照がないと自分の至った結論に自信の持てないところがある。それが、その結論が自信に変わったのに、若干のわけがある。最近久しぶりにハーモニカ関係のテキスト情報をネット書店で漁ってみたところ、どうも私のようにブルースハープから入って、クロマチックとの両刀使いを良しとして教本を書いておられる先生のいることに気付いたのである。ちょっとしたショック、眼から鱗であった。いままで両楽器の短所のみ考えていた気がする。両楽器の長所をそのときの気分に合わせて楽しみながら、両方を続けてゆこうと思った、そんな次第である。
閲覧数ベスト5
-
図鑑に写真が掲載されているせいか、 ワレカラモドキは ダイバーさん たちによる認知度がけっこ う高い種類である. ワレカラの仲間とし ては 3 cm を超えるサイズのものも あって大きめだし、 シロガヤやアカ ガ ヤな ど大きめのヒドロ虫の群 体の茂みに 隠れているので、比較...
-
保育園生の息子は朝食の食卓についてもなかなか食べ進まず、些細な事で気がそれては食事半ばで遊び始める.台所が片付かないうえに登園時刻は迫るので、私も女房もイライラしてくる.そんな女房が今朝不思議な言葉を発した.「早くしなさい!ちんだらはんだらすな!」女房は九州の出身でふとした瞬...
-
東京海洋大学で開催された国際甲殻類学会の東京大会はたいそうな熱気に包まれていた.世界各国から集まった研究者たちが其処此処で固まりあって話し合う姿が見られ,私たちもそんな輪の中に入って楽しい時を過ごした.研究材料を同じくするいわば同好の士が集うと話も尽きない.関連分野の研究のレベ...
-
雨の降りしきった先週の朝、出勤のために農学部北門から入構して歩いていたら、ぬれた道路を小さな黄土色のものが這い回っていた. カタツムリに似ているがドングリのような形の薄く繊細な感じの殻を背負っている.見かけたことのない生き物だった.30 個体は居たのだけれど、通勤のために構内を...
-
仙台駅 3 階で演奏中の吉田ユーシンさん 10 日土曜日の午後のこと、デスクワークに飽いて、ひとりで定禅寺ジャズフェスティバルの会場へと出かけた.いろいろな締め切りに追われているので、とてもフラフラゆったりとは過ごせない状況だったが、どうしても聴きたい演奏がひとつだけあっ...
0 件のコメント:
コメントを投稿