2008年4月7日月曜日

ヨコエビたち


 ヨコエビは、気がつけば、ふんだんに存在する。海岸はもちろん、深海には大きな種類がぐいぐい泳ぎ回っているし、陸上の落ち葉の下の湿った土の上でぴょんぴょん跳ね回っている仲間もいる。身近かにいても、それに気付かないことが多いだけだ。磯で海藻をいじっている時に、手に張り付いてうごめいている小さな丸っこいものがいたら、それはヨコエビである可能性が高い。わりに大きくても、すんでいる場所に似た色をしていると、これまた存在に気付かない。右の写真は赤い海藻に棲み込んでいたヨコエビである。これが緑の海藻の上にいたらさぞや目立つだろうに、海藻の隅っこが不自然な動きをするまで、私もその存在に気付かなかった。たいした忍者である。

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